2017年05月28日

ブライトリングDC-3の世界一周チャレンジ

 3月9日にスイスを出発して世界一周チャレンジに乗り出したブライトリングDC-3。

世界最高齢の飛行機の世界一周となり、日本では4月に九州に立寄り震災で大きな被害を受けた熊本の子供達を乗せてキッズフライトを行い、岩国のフレンドシップデー、神戸でもキッズフライトを行い今週末は福島空港でキッズフライトを行なった。
その福島空港でのフライトに同乗させて頂くことになり、その感想を少しだけお話しさせて頂きます。

私は金曜日に福島空港入りをして地元の中学生達のフライトを見学。
まずはこのブライトリングDC-3ですが、77年前の相当古い飛行機で駐機の姿勢が大きく違うのはわかりますか?

そう、前側が相当上を向き、普段なら操縦席の下にあるはずの前輪がない。

横から見るとこんな感じ。と、言うことは地上にいる時は、そう客室内は凄い傾斜になる。これは外から見た以上に斜めに感じ、実際に席に座るまで大変な運動だ。
同乗するには一番後ろの扉が降りて階段になり、そ〜と1人づつご搭乗くださいと念を押される。

これが機内の注意事項。普通の旅客機ならシートポケットに入っているが置き場がないので手渡しされる(笑)
これが脱出の際の注意事項だが…

フランシスコアグーロ機長が直々に客席に出向きご挨拶を頂く、当然、傾斜に耐えながらだが…
そして残念ながら言葉が通じない私には何を言われたか?理解できぬままいよいよエンジンスタート。

まずは客席から見て左側のエンジンに火が入る。

音は私の古いボンネビルと言うバイクに似てる。空冷2気筒エンジンに近い。

そして、振動も同じだ。

まるで昔のバス見たい。両方のエンジンが動きいよいよかと思うがなかなか動かない。

バイクもそうだがやはり暖める必要があるようだ。
入念に暖めると誘導路へ向けて走り出すが、ここも今の時代では考えられないがプッシュバックなるものがない。

そう、車が押して飛行機を後ろに下げる行為が…なぜなら後ろに舵がある為、その場で回転する感じ。

これが機内だと後部座席で峠を攻められてる感じのGが身体にかかる。遠心力の方が近いか?遊園地だとコーヒーカップのような…個人的には自分では絶対に乗りたくない感覚だ。

そしてとうとうエンジンがうなり油ぎれしたような音をさせてテイクオフ!
恐ろしく遅い速度で離陸。

どこで足が離れたか?わからない

ただ、揺れ方が違うからわからなくもないが、現代の飛行機のように座席に体が押し付けられる感覚は皆無だ。
この日は天候が悪く、本来なら会津若松から大内宿を抜けて帰るはずが…郡山市から福島空港近辺を周遊するルートに変更。

地上300メートルをフライト。この高さで飛ぶなんて初めてだが、下の景色がしっかり見えてある意味、新鮮だったかも。

我々を乗せたDC-3は無事に離陸をして本来のコースではないが…その本来のコースから外れなければならなくなったおかげか?

搭乗者をコクピット付近に案内するサービスも…その先は写真を整理してからお知らせ致しますが、フライト中のコクピットからの動画等も撮らせて頂きました。

最後にこのブライトリングDC-3ですが、レッドブルエアーレースの際に幕張の海をローパスして帯広経由で日本を離れます。

関東ではレッドブルエアーレースが最後になりますからもし、世界一周を最高齢で果たすこの飛行機を見たければ幕張付近にて見ることが可能かと…

独特の音と姿を見てください!


askulryoko at 16:25│Comments(0) 本社オフィス(墨田区) | 東日本支店 東北(岩手県)

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