2016年04月15日

国内最大の木造座像「福岡大仏」

「福岡大仏」は、つばめオフィスから歩いて10分ほどの御供所町(ゴクショマチ)にある「東長寺(トウチョウジ)」に祀られています。
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オフィス街にある「東長寺」は、弘法大師空海が日本で最初に創造したお寺で、荒廃した後も黒田忠之(福岡藩二代藩主)により再興されました。
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福岡藩主黒田家の墓所があり、二代 忠之、三代 光之、八代 治高の三藩主が葬られています。
大博通りから見ることが出来るほどで、個人墓としては日本で2番目の大きさと言われています。

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境内にある「六角堂」は、江戸時代に博多で薬や油を扱っていた豊後屋栄蔵が各地の商人から浄財を募って寄進した仏殿で、福岡市文化財に指定されています。

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純木造総檜造りの「五重塔」は2011年に完成し、7500枚の屋根瓦には布施をした全国の有志の名が記されているそうです。

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訪ねた日は4月8日、お釈迦さまの誕生日でした。
本堂では誕生仏に甘茶をかけて祝います。

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「福岡大仏」は撮影禁止のため看板と外観ですが、建物の大きさから貫禄を感じます。
人間の煩悩の数108にちなみ、仏様の高さは10.8メートルです。

背後には5000体もの小さな仏様が彫られています。
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(「福岡市の画像検索サイトまるごと福岡・博多」より http://showcase.city.fukuoka.lg.jp/photo/img0310.html

「100本のうち2,3本しかない凶が出たら建てよう」と住職が仏師におみくじを引かせ、みごと凶を引き当て、4年の歳月をかけて1993年に完成したそうです。

私が引いたおみくじは吉で、恋愛・縁談には、足ることを知れば成就すると書かれてありました。
身の程を知り、不満ばかり言ってはいけませんということですね。

福岡大仏の台座内は地獄から極楽への胎内めぐり、「地獄・極楽めぐり」では地獄八景の絵図が飾られています。
それぞれの地獄の特徴がガイダンスで流れ、その後暗闇の道中にある「仏の輪」というリングに触れることが出来れば極楽に行けるそうです。

私は最初「仏の輪」がわからず、もう一度挑戦しました。
ガイダンスを最後までよく聞くと、どうしたら触れるかがわかります。
手すりだけを頼りに進む真っ暗闇はとても長く感じましたが、二回目はあっという間でした。

11月頃には美しくライトアップされるイベントが開催されますので、またご紹介します。
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(「博多ライトアップウォーク2015」よりhttp://hakata-light.jp/




askulryoko at 15:11│Comments(0) 西日本支店 九州(福岡県) 

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